ホームページの問い合わせを増やすなら、まず無料の9つ。お金をかけるのはその後でいい

お金をかける前に無料でできる9つのこと。ホームページの問い合わせを増やす最初の一歩

ホームページからの問い合わせを増やすためにできることは、お金をかけずにできるものだけで9つあります。どれから手を付けるかは、お客さんがどこで止まっているかで決まります。

やること直る場所あなたの時間変わるまでの目安
1Googleマップに自分の店を登録し、写真や営業時間を入れる見つからない1時間数週間
2トップページに「地域名+仕事」を文字で書く見つからない30分3〜6ヶ月
3Googleの無料の道具(サーチコンソール)を入れる見つからない30分数字が見えるようになる
4最初の画面に「何屋・誰向け・なぜここ」を書く伝わらない1〜2時間1〜2ヶ月
5料金の目安と対応エリアを書く伝わらない30分1〜2ヶ月
6検索結果に出る文言を「地域+仕事+社名」にする伝わらない30分1〜2ヶ月
7フォームを3項目にし、送ったあとの流れを書く動かない30分翌週
8電話以外の入口を1つ作る動かない30分翌週
9返信を2〜3営業日以内にする動かない決めるだけ翌週

9つ全部で、あなたの時間は合計5〜6時間です。全部やる必要はなく、まずは自分が止まっている場所の3つから始めてください。制作会社に頼む項目は、契約によって費用がかかることがあるので、頼む前に確認してください。

表の「変わるまでの目安」は、私が仕事で見てきた範囲の目安です。変わるのは、検索やGoogleマップに出る回数、問い合わせページまで進む人の数といった数字で、問い合わせの件数を約束するものではありません。

中小企業の経営企画やマーケティングの担当者500人への調査では、66%がWeb集客で「失敗した」と感じた経験があり、理由で最も多かったのは「費用対効果が悪かった」でした(クーミル調べ、2025年)。私の見立てでは、無料でできることを先に済ませておくと、お金をかける段階での無駄を減らせます。

この記事では、9つを「見つからない」「伝わらない」「動かない」の順に、やり方と変わるまでの時間まで書きます。私は2013年からWebの仕事をしていて、今はWeb制作の会社で作る側にいます。聞き慣れない言葉が出てきたら、その場で意味も書きます。

ホームページを自分で編集できない場合や、ログインの情報がわからない場合は、文章だけ自分で決めて、作ってもらった制作会社に差し替えを頼みます。費用がかかるか、いつまでに直るかは、頼む前に聞いてください。制作会社と連絡がつかない場合でも、1のGoogleマップ、8のテスト送信、9の返信は、ホームページを触らずにできます。

目次

先に数字を見る。止まっている場所を確かめてから直す

最初に、お客さんがどこで止まっているかを見ます。見るのは3つの数字です。検索結果に何回出て何回クリックされたか、Googleマップで店の情報を何人が見たか、問い合わせページまで来た人が何人か。この3つで「見つからない」「伝わらない」「動かない」のどれかがわかります。見方は前の記事「ホームページで集客できないのはなぜか」に書きました。

数字が1つも見られないなら、まだ何も登録していない状態です。それ自体は珍しくありません。その場合は迷わず「見つからない」の3つから始めてください。それだけで数字が見えるようになり、次に何をするかが決まります。

「見つからない」を直す:登録して、書くだけの3つ

お客さんが入ってくる入口を作る作業です。費用はゼロ。あなたの時間は3つ合わせて2時間ほどで、Googleの確認を待つ時間が別にかかります。

1. Googleマップに自分の店を登録し、写真や営業時間を入れる

店や事務所に人が来る商売なら、これが一番先です。「那須塩原 整体」のように地域と仕事で検索した人は、ホームページより先にGoogleマップに出てくる店の情報を見ています。

この店の情報を自分で管理する無料の仕組みが「Googleビジネスプロフィール」です。Googleアカウントで入り、店名と住所を登録すると、本人確認(オーナー確認)を求められます。確認の方法は、電話、メール、動画、はがきなどからGoogleが決め、済ませたあと審査に5営業日ほどかかります。

すでにGoogleマップに店が出ている場合は、新しく登録せず、その店の情報にある「ビジネス オーナーですか?」から手続きします。登録だけして中身が空の会社が多いので、営業時間、写真(外観・中・自分の顔)、サービスの説明、お知らせの投稿を1つ、の4点を埋めてください。

あなたの時間は1時間で、Googleの確認を待つ時間は別です。変わるまでの目安は数週間で、「見つからない」の3つの中では一番早く数字が動きます。最初にやると、やった手応えが早く返ってきます。

2. トップページに「地域名+仕事」を文字で書く

社名しか書いていないホームページは、社名でしか見つかりません。「那須塩原市で外壁塗装をしています」のような一文が、トップページと会社案内にあるかどうかです。

画像の中に書いた文字は検索に拾われないので、必ず文字として書きます。トップ、会社案内、各サービスのページに1文ずつあれば十分で、凝った文章にする必要はありません。自分で編集できなければ、制作会社に「この一文をトップと会社案内に入れてほしい」とメールすれば済みます。どう書くかだけは自分で決めておくと、話が早く進みます。

あなたの時間は30分。変わるまでの目安は3〜6ヶ月です。遅いですが、ここを書かない限り、地域名での検索には出てきません。

3. Googleの無料の道具(サーチコンソール)を入れる

これ自体で問い合わせは増えません。目的は、自分のホームページが「どんな言葉で検索され、何回出て、何回クリックされたか」を見られるようにすることです。

その道具が「Google Search Console(サーチコンソール)」で、Googleが無料で出しています。Googleアカウントで入り、自分のホームページのアドレスを登録し、「このホームページの持ち主で間違いない」という確認を1回通す、の3段階です。確認のところで止まったら、制作会社に「サーチコンソールの登録をしてほしい」と頼んでください。制作会社にとっては1時間ほどの作業です。

あなたの時間は30分。数字がたまるまで1ヶ月ほど待ってから見てください。

ここで「もっと早く見つけてもらいたい」と思って、SEO業者(検索で上に出すことを請け負う業者)や広告に向かうのはまだ早いです。「伝わらない」「動かない」が残ったまま人を集めても、来た人がそのまま帰るだけです。ここまでの3つで、「社名でしか見つからない」状態から抜け出す準備は整っています。

「伝わらない」を直す:書き換えるだけの3つ

たどり着いた人に「自分に関係がある会社だ」とわかってもらう作業です。必要なのはデザインの変更ではなく、文章の書き換えです。デザインは制作会社に頼まないと変えられませんが、何を書くかは今日から自分で決められます。

4. 最初の画面に「何屋・誰向け・なぜここ」を書く

スマホで自分のホームページを開いて、指を動かす前に見える範囲に、この3つが入っているかを見ます。理念や代表の挨拶は、その下でかまいません。

例えばこうです。「那須塩原市・大田原市の戸建てを対象に、外壁と屋根の塗装をしています。職人が直接お見積りに伺うので、中間の費用がかかりません。」何屋か、誰向けか、なぜここに頼むのか、の3つが2文に入っています。自社ならこの3つは何か、先に紙に書き出すと文にしやすくなります。

あなたの時間は1〜2時間。変わるまでの目安は1〜2ヶ月で、読まれる時間と、問い合わせページまで進む人の数が変わります。

5. 料金の目安と対応エリアを書く

「お見積り無料」「お気軽にお問い合わせください」だけでは、不安は消えません。読む人が知りたいのは、自分の予算で頼めるかと、自分の住む場所が対応範囲かの2つです。

料金は幅でかまいません。「30坪の外壁塗装で80〜120万円」「相続の相談は初回30分無料、以降1時間1万円」のように、一番多い依頼の例を1つ書きます。対応エリアは市町名で書きます。「北関東一円」より「那須塩原市・大田原市・那須町」のほうが、自分の町を見つけた人が安心します。

あなたの時間は30分。変わるまでの目安は1〜2ヶ月です。

6. 検索結果に出る文言を、社名だけから「地域+仕事+社名」にする

Googleで検索したときに出てくる、青い題名とその下の2行の説明文は、自分で指定できます。ただし最後に決めるのはGoogleで、指定したとおりに出ないこともあります。検索結果には出ているのにクリックが少ない場合は、ここが「株式会社〇〇」とだけ出ていて、探している人が自分に関係あるかわからず、隣の会社をクリックしていることが多いです。

題名を「那須塩原市の外壁塗装|〇〇塗装」のように、地域と仕事を先にします。説明文には料金の目安か対応エリアを1つ入れます。WordPress(ホームページを作る道具の1つ)で作られていれば、SEO用の追加機能(プラグイン)の欄に書く場所があります。わからなければ、制作会社に「検索結果に出る題名と説明文を、これにしてほしい」と文面を渡せば10分で直してもらえます。

あなたの時間は30分。変わるまでの目安は1〜2ヶ月で、Googleが読み直してから検索結果の見え方が変わります。

お客さんの声は、1件でもあれば載せてください。3件そろうまで待つ必要はありません。私の見立てでは、声がゼロのページと1件あるページの差のほうが、1件と3件の差より大きいです。ここまでの3つは、会社のことを一番よく知っている人が書くのが一番早いです。制作会社に頼んでも、結局は同じことを聞かれます。

「動かない」を直す:問い合わせの一歩を軽くする3つ

読んで「良さそうだ」と思った人が、最後の一歩で止まっている状態を直します。ここは直すと翌週から数字が変わることがあります。

7. フォームの項目を3つにし、送ったあとに何が起きるかを書く

項目は、名前、連絡先(メールか電話)、内容の3つです。住所、会社名、希望日、予算まで全部必須にしたフォームは、夜にスマホで見ている人が途中でやめます。詳しいことは返信のやり取りで聞けば足ります。

送信ボタンの近くに「送信後、2〜3営業日以内にメールでご連絡します」の1文を入れます。送ったあとに何が起きるかわからないと、人は送りません。フォームの変更は制作会社の作業になることが多いですが、「項目を名前・連絡先・内容の3つにして、この1文を足してほしい」と伝えるだけで済みます。

あなたの時間は30分。早ければ翌週から数字が変わります。

8. 電話以外の入口を1つ作る

電話番号しか載っていないホームページは、営業時間外に見ている人の問い合わせを全部逃しています。夜に家で検索している人は、その場では電話できません。翌日には忘れています。

フォームがなければ、メールアドレスを載せるだけでもかまいません。「お電話でもメールでも」と2つ並べます。作ったら、自分で1回テスト送信をして、届くことを確かめてください。フォームが届かなくなっていることに、長いあいだ気づかなかった会社を、私は複数見ています。

あなたの時間は30分。早ければ翌週から数字が変わります。

9. 返信を2〜3営業日以内にする。来た問い合わせを落とさない

増やす前に、来たものを落とさないことです。1週間返信がなければ、その人は別の会社に頼んでいます。

返信の文面を1つ用意しておきます。お礼、内容の確認、次にいつ連絡するか、の3つが入っていれば十分です。フォームに書いた「2〜3営業日以内」を守ります。

あなたの時間はゼロで、決めるだけです。早ければ翌週から数字が変わります。

ここまで直すと、翌週から問い合わせが1件増えることがあります。大きな変化ではありませんが、それまで取りこぼしていた分が戻ってきます。この3つは、今日中に決められることばかりです。

今はやらなくていいこと:広告、SNSの毎日更新、作り直し

「問い合わせを増やす方法」で検索すると、広告、SNSの運用、ブログをたくさん書く、フォームの道具の入れ替え、チャットボット(自動で返事をする仕組み)、ホームページの作り直しが並びます。どれも悪いものではありません。順番が後、というだけです。

9つが終わっていない状態でお金をかけても、かけた分が問い合わせにつながりにくい、と私は考えています。広告で人を集めても、「伝わらない」「動かない」が残っていれば、来た人はそのまま帰ります。SNSは、毎日更新しても、たどり着いたホームページが伝わらなければ同じです。作り直しで直るのは「動かない」の部分が主で、「見つからない」「伝わらない」はデザインでは直りません。このことは前の記事に書きました。

これらは、9つを終えて数字が動いてから考えれば十分です。そのときには、何にお金をかけるべきかも数字で見えていて、無駄な出費を減らせます。

直したら翌月に数字を見る。続ける形は月1回30分

1つ直したら、翌月に3つの数字を見ます。増えたか減ったかだけ確認し、次に直すものを1つ決める。それだけです。

数字を読むのが面倒なら、そこだけAIに任せられます。私は、自分のサイトのサーチコンソールの数字をChatGPTのようなAIに読ませて、「前と比べて何が変わったか、次に直すならどこか」を整理させています。判断は自分でしますが、下読みを任せるだけで続けやすくなります。自分の事業で実際に試したことは「AIで実際にやってみた記録」のカテゴリに順に書いていきます。

月1回30分なら、人手が足りない会社でも続きます。

よくある質問

ホームページの問い合わせを増やすには、何から始めればいいですか?

数字を見て、お客さんが止まっている場所を確かめ、その場所の無料の項目から始めます。迷ったら、Googleマップの店の情報を埋めるところから始めてください。「見つからない」の3つの中では一番早く数字が動きます。

アクセスはあるのに問い合わせが来ないのはなぜですか?

「伝わらない」か「動かない」のどちらかです。料金の目安と対応エリアが書いてあるか、フォームの項目が3つ以内か、電話以外の入口があるか、の3点を見てください。

予算がなくても増やせますか?

この記事の9つは、道具も登録も無料です。かかるのはあなたの時間で、9つ全部なら合計5〜6時間、止まっている場所の3つなら1〜3時間です。ホームページを自分で編集できない項目は制作会社に頼むことになり、契約によっては費用がかかります(頼む言い方は各項目に書きました)。

担当者がいなくてもできますか?

担当者がいない前提で書きました。9つを一度にやる必要はなく、月に1つずつ進めれば、3ヶ月で自分の止まっている場所の3つが終わります。1つにかかる時間は30分から2時間です。

広告を出せば問い合わせは増えますか?

「伝わらない」「動かない」が残ったまま広告を出すと、来た人がそのまま帰り、広告費だけかかります。9つを先に終えてから、数字を見て判断してください。

効果が出るまでどれくらいかかりますか?

直す場所で決まります。「動かない」を直せば翌週から、「伝わらない」は1〜2ヶ月、「見つからない」は3〜6ヶ月が目安です。Googleマップの店の情報だけは数週間で動くことがあります。

次に読む

検索でこの記事にたどり着いた方は、前の記事「ホームページで集客できないのはなぜか|原因は「見つからない・伝わらない・動かない」の3つ」を先に読むと、9つのうち自分がやる3つがわかります。

どれから手を付けるかを、数字を見ながら一緒に決める

9つのうちどれから手を付けるかを、30分の無料相談で一緒に決めます。オンライン(Zoom)で行い、数字がまだ見られない状態や、ログインの情報がわからない状態でもかまいません。

お問い合わせフォームから送っていただくと、2営業日以内にメールで日程をご連絡します。相談だけで終わってかまいません。こちらから契約を勧める連絡はしません。

続けて支援を希望される場合は、月額3万円からです。人手を増やさずに続けられる形を、AIも使いながら一緒に組み立てます。

サービスの内容と料金は、サービス・料金ページにまとめています。

この記事を書いた人

秋元のアバター 秋元 Nasu Marketing Lab 代表

Nasu Marketing Lab(那須マーケティングラボ)代表。那須塩原市(旧黒磯市)出身、Webマーケティング歴12年。東京でWebマーケティングの仕事に携わり、2020年に家族と地元に戻りました。北関東の中小企業向けに、AI活用による業務改善とWeb集客の伴走支援を行っています。

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